形状による分類
円筒型
円筒型がもっとも低コスト、高容量となりますがセルを組み合わせた場合に隙間ができ密度が小さくなりますサイズは18650というサイズが一般的です。

角型
角型はアルミ缶が主流です。
鉄缶とアルミ缶では電池の極性が逆になるので注意が必要です。
(鉄缶はヘッダー部は+ですがアルミ缶では逆となります)
充放電サイクルに伴い膨らむ場合がありますので設計では考慮が必要です。

ラミネート型
ラミネート型は外装にフィルムを用いたものでリチウムポリマー電池といい、ゲル状の電解液を封じ込めていますが充放電により膨らむ場合があります。

正極材料
コバルト系
マンガン系
ニッケル系
複合材料

リチウムイオン電池の正極材はニッケルとコバルト、マンガン等の複合材が主流です。

ニッケルコバルト系は高容量のリチウムイオン電池(NCR18650BF等のNCRシリーズ)に使用されておりニッケルマンガン系は安価で一般的なリチウムイオン電池(UR18650ZY等のURシリーズ)に使用されています。

負極材料
グラファイト系
コークス(炭素)系

リチウムイオン電池の種類2

負極材料はカーボン材でも異構造のグラファイトとコークスからできています。
各社容量と低温特性等に優れた特殊カーボン材を研究しています。
サイズの表記
円筒型リチウムイオン電池のサイズは以下のように表記されます。

直径(mm単位)+ 長さ(0.1mm単位)
例 18650: 直径18mm、長さ65mm

多少の誤差もあるので18650の場合は 17.9mm~18.3mmの間で各社バラバラです。
角型リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池の寸法表記はメーカー毎に異なります。

リチウムイオン電池の標準的なサイズ
円筒型の標準的サイズ
18650
円筒型特殊サイズ
26500 18500 17670 17650 14650 14500 14430 13490

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