車載用リチウムイオン電池の開発と展望
大手自動車メーカー各社がEVを発表し、群雄割拠の時代に突入していく予感があります
リチウムイオン電池に関していえばあと2020年代後半まで市場を席巻するような電池の性能向上は難しいと思います
技術的なブレークスルーが起きないとも限りませんが新技術の安全性が担保され使用されるまで５年程度かかるはずです
となると車載用リチウムイオン電池の最重要課題は第一に安全性を損なわずに300Wh/kgを超えるリチウムイオン電池をどう量産していくかにかかっていると思います
新技術を開発しつつ、現状のリチウムイオン電池に関する研究開発も進める
あくまで部品として考えてコストカットのため、研究開発を他社やサプライヤー任せにしたい所ですが
大手自動車メーカーが電池メーカーと組んで開発を行っている現状では価格差や性能差がついてしまい市場シェアを落とす可能性が大きいというリスクもあります
研究を進めつつ、現状の電池量産も進めていく
多方面での同時展開が必要なため非常に難しく、未来が読みにくい状態です
トヨタはここに水素エンジンと燃料電池、通常エンジンにハイブリッドシステムが加わると思います
リチウムイオン電池車のみと言わずに様々な選択肢が残って欲しいものです