リチウムイオン電池の劣化度、寿命予測とは1
リチウムイオンバッテリーも他の二次電池と同じく使用時間等により容量が徐々に減少します
10℃~30℃程度の温度で使用したとしても充放電を重ねれば5年で15~20%程度の容量減少することがほとんどです
容量及び出力の低下の主な原因として、長期間の放置や電池内でのデンドライト生成が原因として考えられています
デンドライトとは金属リチウムが析出することで低温での使用や急速充電で発生し、一度デンドライトが発生すると内部抵抗の増加によりさらに析出が進み劣化が進む原因となってしまいます
電池の劣化診断として
内部抵抗の変動
動作時の出力電圧変化
充放電中の急な温度上昇や電圧変動
があるが、劣化状態を示すには放電量に対する電池電圧の変化量や満充電状態での電池電圧の変化量を用いる場合がある
製品に組み込まれた状態ではSOH等で判断する事が一般的ですが電池外部から異常検知する有効な手段があまりないのが現状です