リチウムイオン電池の劣化度、寿命予測とは2
直流パルス測定
リチウムイオン電池の劣化診断方法として直流パルス評価方法のクロノポテンショグラムを解析する方法があります
これはリチウムイオン電池内部を抵抗分、キャパシタ分の等価回路にしたものに定電流パルスを印加し時間応答を見るものです
電位差はR(抵抗分)に起因する電圧降下とC(キャパシタ分)に起因する充電時の電圧変化の応答を解析し劣化度(SOH)と比較すれば導き出せます
この直流パルス測定方法は簡単にリチウムイオン電池の劣化度を測定できるメリットがありますが、構造を単純化しすぎているという問題もあります
リチウムイオン電池は正極、負極が異なる材質で構成されており疑似等価回路では不足している部分もあります