GPSロガー i-gotu バッテリー高容量化
秋葉原をうろうろしていたらふと目に留まったので買ってみました
普段は携帯電話でGPSログを取っているのであまり気にしませんでしたが
トラ技のGPSに関する記事を思い出してふとどんなものか試してみました
ドライブ中のGPSログですがおおむね通過地点は正しいようです
ただ動作時間が短い
動作時間は5秒間隔でのログ取得で5時間以下
泊りでのハイキングや登山、旅行に持っていくには十分とは言えないと感じました
製品が良いだけにもったいないのでバッテリー換装で容量30倍に増やして動作検証を行います
製品の外観ですがシンプル、コンパクトでどこでも入れられるので良いと思います
接続が専用コネクタというのもスペースの関係でUSBコネクタを使用しなかったのでしょう
この大きさならどこに入れていても気にならないレベルだと使ってみて思いました
結局分解してしまいましたが。。。
まず外装ケースを取り外してみます
内部の基板ですが1枚に納められていて中央のスイッチが電源ON/OFFの制御とアンテナ
基板背面はメモリやGPSチップが実装されています
バッテリーは基板の下側にあります
仕様を見ると230mAhのリチウムポリマー電池となります
i-gotuの稼働時間を考えると十分かと思いますが長時間稼動を考慮すると途中でリチウムイオンバッテリーへの充電が必要となります
書かれている刻印を見るとSONY製のリチウムポリマー電池であることがわかります
某国製のリチウムイオン電池でなく良かったです
これをどう構成しようかと考えた、以下の構成で組合わせることにしました
モバイルバッテリー用リチウムイオン電池充電基板を利用しリチウムイオン電池を充電
GPS基板にはリチウムイオン電池から直に給電を行います
GPSのデータ取得は本来モバイルバッテリーの出力口を利用しデータ出力を行いたいと思います
まずGPS基板の信号線を確認
このようにVCC,D-,D+,GNDが並んでいます(D-,D+は基板裏側から出力)
この出力端からリチウムイオンバッテリー保護回路のUSB端子へ直接接続
バッテリーラインにはんだ付けで線を接続
リチウムイオンバッテリー試作キットを使用して動作を確認します
LEDが点灯して動作したので電源ラインは問題ありませんでした
そしてLEDですがここは両端から信号線を取出してLEDを接続
信号線とLEDラインを接続した基板となります
仮接続した全体図です
電源に18650のリチウムイオン電池を使用し、LED、信号線の延長を行っております
スイッチは外してパネル止めモーメンタリーSWに接続します
これで大まかな接続は終了
リチウムイオン電池の組立てに移ります
リチウムイオン電池は1直3並列で行いたいと思います
容量は約10000mAh
取り外したリチウムポリマー電池は230mAhなので45倍の容量アップ
モバイルバッテリーとしても十分使用できる性能だと後から気が付きましたがそれはまた今度で。。。
LEDが店頭する事を確認しましたのでケースに収めます
写真のように組み立てます
今回はタカチのケースを使用します
不要な基板止めを切断してそこにリチウムイオン電池を置きます
また前面パネルはこのように配置しました
適当に穴を開けたので細かい部分は見ないでください(笑)
SWとGPS電源、ログ記録時のLED、バッテリー充電時に点灯するLED
マイクロUSBで充電、USB端子はGPS接続時に使用するので給電機能はありません
完成品がこちらです
モバイルバッテリー程度の大きさなので持ち運びには十分な大きさかと思います
使用してログを取りました
徒歩と車で使用しました
多少の誤差はありますが十分使用できるレベルかと思います
結論
モバイルバッテリーの機能も追加されれば使用用途が広がると感じました
今回使用したi-gotu GT-120ではバッテリー容量がメモリ機能を超えているので
SDカードにデータを読み込ませる機能があれば性能が生かせるのではないかと思います
巷では長時間稼動のGPSロガーが非常に高価格で売られているので簡単に作れる方法をこちらでは試してみました
GPSロガーの改造等を行う場合は自己責任のもとで行ってください
このブログは改造を薦める意図はありません
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