DAIWA スーパーリチウム BM2000
防水という事なので接合部は接着剤等が使われていると考察
まずは本体上部のネジ穴に流し込まれている接着剤を除去し小型のマイナスドライバー等で取れるかと思います
わかりにくいですが内部にはネジがあります
プラスの1番で回せました
ケースを多少傷つけてしまいました。。。特殊ネジでなくて良かったです
そこから上部のフタを外します
これも精密ドライバかリムーバー等で問題無いかと思います
ちょうど手元にリムーバーが無かったためマイナスドライバーで取ります
キャップを外した所ですが錆等が見られて大分使い込んでますね
外装は縦割り2ピースですが接着剤が強固な為、30分ほど格闘
カッターで地道に溝を掘っていきます
内部に電池があるので作業の際には力を入れすぎないよう注意してください
分解後はこのような感じになりました
18650のリチウムイオン電池が4本と保護回路が入っています
ケース内部にも接着剤が充填されていました
開けたらまずリチウムイオン電池の接続を確認して電池間、基板への接続をすべて切ってください
ショートして発火、爆発の原因となるので非常に危険です
外すときに一度火花を飛ばしてしまいました
外したリチウムイオン電池は絶縁処理して十分注意しての保管、破棄をお願いします
基板とリチウムイオン電池の写真です
リチウムイオン電池
MC-18650Pとあります
中国masterbattery社製18650タイプのリチウムイオン電池のようです
中国製リチウムイオン電池はあまりお勧めしませんが価格重視という事でしょうか
今回はパナソニック製の18650 リチウムイオン電池に換装したいと思い増す
プラスとマイナス線の他、中央の銀色の部品は温度監視用と思われます
以上が分解編となります
時間を見つけて組立てを行っていこうかと思います
使用するリチウムイオン電池はパナソニック製NCR18650BF 3400mAh
2200mAhから3500mAhなので1.5倍の容量
リチウムイオン電池も日本製にするので安全性も上昇するかと思います
まず組合せ方ですがこのように4S1Pの組合せます
出力14.4Vとなり、容量は2Ahから3.5Ahと1.5倍となる予定です
この組合せは1クリック見積りシステムから対応できます
組合せたNCR18650BFリチウムイオン電池の正極と負極をスポット溶接にて接続していきます
スポット溶接機はYokodai.jpの卓上スポット溶接機HSW-03を使用しています
スポット溶接部やニッケル板がある部分はショートの恐れがあるため絶縁テープにて保護していきます
組合せが終わったのが以下の写真になります
両側に広がっている部分はリチウムイオン電池の+と-の取り口となります
その他の部分はショートしないよう注意してください
次に基板側の対応です
以下の写真のようにリチウムイオン電池側と出力側の延長線を取り付け
リチウムイオン電池の+、-側と接続するのに余裕をもって付けました
次に温度監視用の抵抗をケースに貼り付けを行います
その際、リチウムイオン電池と接触しないよう絶縁テープにて養生しました
温度測定端子はニッケル板上にはんだ付けリチウムイオン電池に熱が伝わらないよう気をつけて行うこと
18650のリチウムイオン電池等、正負極部が金属の場合電線を直接はんだ付けしている方もいますが絶対やめてください
リチウムイオン電池の内部破損や最悪は爆発する恐れがあります
リチウムイオン電池の+、-端と基板の線もはんだ付けします
リチウムイオン電池に熱が伝わらないよう気をつけてください
ここでも短絡の恐れがあるのでニッケル板とリチウムイオン電池が接触しないよう
絶縁テープにて養生しています
出力側コネクタと基板を接続します
ここでは収縮チューブを使用しました
作業後のリチウムイオンバッテリー中身となります
分解前とほぼ同じ状態になりましたがケースの組合せを行うのに多少時間がかかりました
その後はケースをつけて上部のキャップを取り付け、組立完了
分解時にケースを傷つけたので浸水しないようテープを巻きつける必要がありそうですね。。。
内部にはホットメルトを流し込んだので防水性は問題なく釣りでも使用できました
この作業は安全を十分確保した上で個人の責任の上で行っております
作業を行う方は自己責任の上でお願いします
またリチウムイオン電池、リチウムイオンバッテリーの分解や詰替えを推奨する意図はありません
公開日: