リチウムイオンバッテリー充電用CCCV電源キット
以前から問い合わせの多いリチウムイオンバッテリー充電について今回は掘り下げて書こうと思います
リチウムイオンバッテリーの充電はほかの蓄電池と異なりCCCV充電という特殊な充電方法で行われています
鉛蓄電池やエネループに代表されるニッケル水素電池と混同する方も多くいるようですが充電方法は異なります
通常のACアダプターで充電できると考えている方が多くいらっしゃいますが
スイッチング方式とCCCV方式は全く制御方式が異なりますのでご注意ください
リチウムイオンバッテリー用CCCV電源キットは通常のACアダプターからCCCV制御を行う機能の機器を製作しました
24V出力の7直列リチウムイオンバッテリーは29.4Vが充電電圧なので30V出力のACアダプターが必要となります
30V出力ACアダプターはこちらで販売しています
その後、CCCV電源ユニットを取付けて各機器を固定し実験環境が整います
こちらは任意の出力に電圧、電流を変更できます
充電電圧ですが
1直 4.2V
2直 8.4V
3直 12.6V
4直 16.8V
5直 21V
6直 25.2V
7直 29.4V
が設定の目安
このように通常のACアダプターを使用したCCCV充電には電源変換機構が必要となります
次にこの機器を使用してリチウムイオンバッテリーの充電試験をいたいと思います
リチウムイオンバッテリー試作キットを使用して写真のような機器を製作しました
こちらでは7直3並列の模擬バッテリーの充電です
まず電圧と電流を任意の値に調整を行い、29.4V、2Aでの出力を設定します
今回は72WのACアダプターを使用したため2.4A程度が最大をなりますが
より出力が大きいほどリチウムイオンバッテリーへの充電電流を大きくできます
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