リチウムイオン電池の単一セルの電圧は3.7V、容量は一般に数10Ah程度で非常用電源などの蓄電システムではセルを並列・直列接続し大容量のバッテリーパック(組電池)として使用します

蓄電池において電力は放電による容量低下につれ電圧も下がってしまいます

リチウムイオン電池間の電圧差

電圧差による放電特性の変化
またリチウムイオン電池においてセル毎の充電バランスの崩れは大きな事故を引き起こす危険性があります
リチウムイオンバッテリーでは通常BMS(バッテリマネジメントシステム)または保護回路と呼ばれる制御システムで各セルの状態を監視しセル間のバランスなどの制御います

リチウムイオン電池の制御

リチウムイオン電池はすぐれた二次電池ですがセル毎のバランシングや充電制御などに高度な制御が必要となります
このため充電用電源としては、カスタム品を開発するか高価で高性能なAC-DCスイッチング電源を利用する事が一般的です

バッテリーパックに最適な定電圧定電流充電を行えば電池性能を最大限に引き出すとともに、長寿命化や安全性においても効果を発揮します

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