筑波大学 亀田准教授

筑波大学では、JAXAから2014年9月にISS放出衛星に選定されたITF-2「結 2号」を開発しています(2016年度放出予定)
衛星プロジェクト活動を通して様々な経験と知識を獲得できるよう設計と開発は学生の手によって行っています。
「結 2号」は衛星信号受信の共有体験を持つ人々を結びつけることを通して世界規模の宇宙コミュニティの構築を目指しています。

筑波大学 結2号開発メンバー

プロジェクトでは、スキルの獲得はもとより,社会で学生達が将来経験する大人数・長期のプロジェクトにおける「もの作り」を体系的に
学べるよう衛星の設計と開発を通して、JAXAや関連会社の衛星開発のプロの協力を仰ぎながら俯瞰的視野を持つ学生の育成に努めます。

このたびantenna1st様の助力により、宇宙機へのリチウムイオン電池の搭載の目途をつけることができました。

宇宙開発を考える上では、工学系以外の分野との連携が重要であるという視点から、宇宙に興味のある筑波大学の様々な学生にプロジェクトの門戸を開いています。

この方針の下,幅広い宇宙開発のアイデアの源泉になることを目指します。
宇宙規模での思考のために,筑波大学のスーパーグローバル大学事業と協調し海外との交流も促進していきます。

衛星開発を通して研鑽を積んだポテンシャルの高い筑波大学の学生達がより良い未来に向けて社会で活躍することを心より願っています。

筑波大学「結」プロジェクト実施責任者

システム情報系 准教授 亀田 敏弘

2017年3月24日追記
国際宇宙ステーションからの放出の様子はJAXAチャンネルにてご覧いただけます
「きぼう」からの超小型衛星放出ライブ中継 Small satellites deployment from “Kibo”

打上げ後コメントを頂きました>>