リチウムイオン電池の基礎理論と性能評価の技術について4

電池の基礎理論と性能評価の技術について3
リチウムイオン電池の代表的な充放電特性と劣化確認方法を紹介

セル電圧[V]、セル容量[mAh]で比較した放電特性カーブ
セル電圧[V]、dQ/dV[mAh/g/V] 充放電データの微分値
負極での副反応による劣化等の状況を推測

車載用としてよく使用されるリチウムイオン電池について
HV,PHEVに使用される角型リチウムイオンバッテリーについて
20~50Ah程度の容量をもち、正極材は三元系(ニッケル、コバルト、アルミニウム酸リチウム塩)負極材は黒鉛系が一般的
こちらは常温25℃と低温時-5℃でほぼ充放電特性が同一になるよう開発されているようです
3.6~3.7V周辺ではキャパシタに似た充放電応答が見られることや低温時(-25℃)でも常温時の60%程度の容量が確保されている

ラミレートセルはスピンネルマンガン酸化物系正極材とハードカーボン系の負極材で構成されている場合が多い